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埼玉県本庄市でガスケット処理及び付帯部の錆止め塗装が始まりました。

住宅におけるガスケットとは、ゴム質の成形品を外壁と外壁の継ぎ目の箇所に押し込むことによりシーリング（コーキング）のような防水効果を発揮できる部材です。

シーリングとの違いは施工スピードの向上・作業の均一化・成形品のため美観の向上の3点が挙げられます。

しかしながら、塗装を施工する際には注意が必要です。

ガスケットというのは、ゴム質の成型品であることが多く、柔軟性を持たせるために可塑剤というものを含んでいます。この可塑剤を含んだものに通常通りの塗料を塗装すると、可塑剤の油分と塗料が化学反応を起こし、軟化したままになってしまいます。

この油分が溶け出してしまう症状を「ブリード現象」といいます。また、ブリード現象が起こらずともゴムの為塗料の密着が悪く、剥離しやすいという点も挙げられます。

これらを防ぐ為に下記の塗料にて下地処理を行いました。

こちらが可塑剤の化学反応を遮断してくれる「逆プライマー」という塗料で、ガスケットの部分に塗っていきます。

シーリング部分もありましたので、シール施工も行いました。こちらはノンブリードタイプのシーリングなのでブリード現象を抑えてくれます。

残りの時間で塗れる所を塗って、次回の工程の準備に備えます。

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