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本日は、スレート屋根の高圧洗浄と下塗り作業についてお話したいと思います。

塗装工事を行っていると、スレート屋根に苔や藻がびっしりと発生している建物に遭遇致します。新築時や塗装工事をして数年は、きれいだった屋根も長く時間が経つにつれてだんだんと屋根の汚れや苔や藻が目立ってくるようになります。
　苔や藻が発生してしまっている状態は見た目が悪くなり古びた印象を受けますが、実は、見た目以上に屋根材の劣化を早めてしまっている可能性があります。

苔や藻が発生しやすい場所は、川や森が近い・何らかの理由で湿気の多い立地・日当たりの悪い北面などが多いです。

苔や藻が屋根にあることで、本来なら湿気や雨水は日差しで乾きますが、苔や藻が水分を吸って保湿してしまうので水分が溜まったままになってしまい、屋根材を傷めることになってしまいます。

ですので、苔や藻の繁殖が見られましたら建物をこれ以上に傷めないためにも塗装やカバー工法といった何らかの処置が必要となってきます。

今回は屋根塗装工事で施工させて頂きました。

写真は、スレート屋根に発生した苔や藻などの汚れを高圧洗浄機を使用して洗い流している場面となります。

写真左側が高圧洗浄前の苔や藻がある状態。

写真右側が高圧洗浄を行った状態です。

洗浄後に十分乾燥させたのち、傷んで劣化した屋根材に塗装を行っていくために、下塗り材を塗装して下地を強化していきます。

エポキシ系シーラーを下塗り材として塗装していき、上塗り塗料の吸い込みを防止します。

板金部分は錆び止め塗料を塗装し、錆びによる劣化を防止します。

棟板金錆び止め塗装後。